ホーム > アーカイブ > JISS主催会議等イベント > 日仏スポーツシンポジウム

日仏スポーツシンポジウム

仏スポーツシンポジウムを終えて


 このホームページでもご案内していた、フランス大使館、日仏会館と国立スポーツ科学センターの共催による「スポーツ─人類の共通言語」という総合テーマ のシンポジウムを、ワールドカップがヒートアップしているさなかの6月24、25日に、恵比寿にある日仏会館で開催いたしました。このページをご覧になっ てご参加いただいた方も居られたようで、その方々を含めて多数ご参加いただいた皆様に厚くお礼申し上げます。

 そもそもこのプランはフランス側から持ちかけられたもので、6月26日の埼玉での準決勝にフランスが進出するという確信に満ちた予定の上で、観戦に来日 するフランス・スポーツ省大臣などのスポーツ界の名士に出席いただき、登壇もしてもらおうというものでした。ところがご存知のように、フランスチームは予 想と期待を見事に裏切って予選で敗退してしまい、その上準備期間の不足、平日の開催といったこともあって、聴衆に集まっていただけるかが心配されました が、直接の関係者を除いて両日で延べ176名の参加者があり、盛会といえる状況を作り出すことができました。

 また内容的にも、現代社会のスポーツを、学術面、現象面、あるいは政策面から日仏それぞれの第1人者が発言し、そのあとフロアを交えて議論するという方 式がうまく機能して、両国で何が同じで何が違うのか、その背景にあるのは何なのかといったことをかなり浮き彫りにできたと思っています。討論では活発な発 言があい次ぎ、どのセッションもかなり長い「延長戦」が持たれた程でした。

 全体のテーマだったスポーツが人類の共通言語となりうるかについては、世界中が熱狂したワールドカップでもそうでしたが、このシンポジウムでも確認する ことができたと思っています。しかし、共通の言語を持てば相互にコミュニケーションすることはできますが、そのことだけで世界が一つになれるという保証は ありません。世界平和という人類の理想の実現に貢献するためには、スポーツに何が求められているのかまでは議論することはできませんでしたが、その答えを 捜し求めることがスポーツに関わる人の重要な役割だとという感想を、このシンポジウムを終えて強く持った次第です。

 以上日仏シンポジウムについて簡単なご報告と、成功裏に終わることのできた御礼を述べさせていただきました。なお、このシンポジウムについては何らかの 形で記録を残すべく、現在作業を進めているところです。完成しましたら、またご案内させていただきます。

ページトップへ