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JISS in Action

2011年10月20日

国立スポーツ科学センター 設立10周年式典を開催しました
 運営部 運営調整課

 2011年10月20日(木)国立スポーツ科学センター(JISS)にて、JISS設立10周年記念式典及び懇親の夕べを開催いたしました。2001年10月の開所から今年で10年となるJISSは、設置が決定し建設、開所に至るまでの道のりは紆余曲折の歴史がありました。

◆設立以前・開所後10年の歴史
 JISSの設立構想は1972年に文部省(現:文部科学省)保健体育審議会の「体育・スポーツの普及振興に関する基本方策について」の答申において、「体育・スポーツに関する独立した研究機関の設置」が提言されたことにはじまります。


 1999年2月頃の様子



 1999年2月頃の様子

 


 

 


1999年12月頃の様子



 1999年12月頃の様子

 

 1987年臨時教育審議会第三次答申で「国立のスポーツ医・科学研究所の設置」、1988年内閣総理大臣の私的諮問機関「スポーツの振興に関する懇談会」で「国立のスポーツ研究センターの設置」が提言されたのを受け、同年、文部省に「国立総合体育研究研修センター(仮称)設置準備調査協力者会議」が設置されました。翌1989年、保健体育審議会にて「国立スポーツ科学センター(仮称)」設置計画推進の提言が出されたことを受け、スポーツ界からもセンターの早期完成を要望する気運が高まりました。設置場所については、当初は1980年に、旧東京教育大学跡地(渋谷区西原)を建設用地とすることとなっていましたが、1990年に、名称を「国立スポーツ科学センター」として、日本体育・学校健康センター(現:日本スポーツ振興センター)が保有する北区西が丘競技場の敷地内に建設することが正式に決定されました。1991年に日本体育・学校健康センターに「国立スポーツ科学センター設置準備室」が設置され、1993年実施設計が完了し、着工を待つばかりとなりました。

 しかしながら、1998年に開催する長野オリンピックの関連予算を優先することとなり、1997年に建築予算が措置され、4年計画で建築が進められることになりました。
第一期工事として西が丘競技場本館(事務棟)の解体工事が1998年3月から始まり、同年7月に解体完了。第二期工事(本体建設工事)は1998年9月末からはじまり、2001年2月に竣工しました。
2001年10月開所から現在までの10年間の歩みの中で、JISSは、さまざまな研究・支援に携わってまいりましたが、その中でも、オリンピックについては、夏季開催はアテネ(2004)、北京(2008)を2度、冬季開催はソルトレイクシティ(2002)、トリノ(2006)、バンクーバー(2010)の3度、計5回度のオリンピックを経験しました。特に、2004年のアテネオリンピックでは、金16、銀9、銅12の計37個となる史上最多のメダルを獲得したことは、JISS関係者のみならず、あらゆるスポーツ関係者の励みになったことは言うまでもありません。

 

 10周年記念式典の様子

 

 10周年記念式典の様子

 

 

 

 開会の挨拶 河野一郎理事長

 

 開会の挨拶 河野一郎理事長

   

中川正春 文部科学大臣

 

 中川正春 文部科学大臣

   
   河村健夫 スポーツ議員連盟副会長

 

 河村健夫 スポーツ議員連盟副会長

   
   福田富昭 JOC副会長

 

 福田富昭 JOC副会長

   
◆設立10周年式典を開催
 さて、JISS設立10周年記念式典は、研究体育館にて行われた第8回JISSスポーツ科学会議の後に開催いたしました。御来賓として、中川正春文部科学大臣、河村建夫スポーツ議員連盟副会長、福田富昭公益財団法人日本オリンピック委員会(JOC)副会長、国会議員22名にご出席を賜り、また数多くのスポーツ関係者にご出席いただきました。
 
 開会に際し、JISS設立10周年を記念して、10年間の歩みをイメージした映像を放映いたしました。国歌斉唱に続き、河野一郎理事長のあいさつ、祝辞を、中川正春文部科学大臣、河村建夫スポーツ議員連盟副会長、福田富昭公益財団法人日本オリンピック委員会JOC副会長よりいただきました。
 
 中川大臣から、スポーツ基本法施行に際し、国立スポーツ科学センターへの期待のご祝辞をいただくとともに、「ALL JAPAN体制の下、スポーツ医・科学・情報面から、より一層の支援が期待されるところであり、日本の科学のチカラとチームワークの素晴らしさを如何なく発揮することこそ、メダル獲得の道を切り開くカギだと信じている。」というお言葉を頂きました。河村スポーツ議連副会長からも、スポーツが及ぼす社会貢献の高さ、強さに関するお言葉を頂き、福田JOC副会長からは、「JISS設立は日本のスポーツ界全体の悲願であった」という光栄なご祝辞をいただきました。
式典当日は第179回国会初日と重なりましたが、多くの国会議員の皆様、文部科学省関係者の皆様にご出席いただくことができましたことは、設立10年に際し、JISSへの関心や期待が高いことを表していると言えます。

 式典の後半では、10年間の歩みにおいて、JISSに貢献されました個人及び団体に感謝楯の贈呈式を行いました。個人では、浅見俊雄初代JISSセンター長に贈呈いたしました。団体については、永年、スポーツ医科学発展のための助成を賜りました公益財団法人ミズノスポーツ振興財団、選手が安心して利用できる環境の提供、施設管理に貢献されました株式会社協栄、安全安心な食事の提供に従事し選手の栄養管理に貢献されましたシダックスフードサービス株式会社の計3団体に、感謝楯の贈呈をいたしました。

◆懇親の夕べを開催
 式典に続き、場所を陸上競技実験場に移し、懇親の夕べを行いました。記念式 典については、おごそかに式が行われましたが、懇親の夕べについては、なごやかな雰囲気を演出した式として行いました。雰囲気づくりのひとつとして、会の 司会を、北京オリンピック競泳男子100m背泳ぎ決勝8位入賞、北京オリンピック競泳男子400mメドレーリレーで、北島康介選手らと共に、日本チームの 第一泳者として銅メダルを獲得した宮下純一氏にお願いしました。引退された後も、キャスターとしてご活躍されており、華やかな会の雰囲気にご協力いただき ました。
 
 岩上センター長の開会あいさつに続き、祝辞を奥村展三文部科学副大臣、岡崎 助一公益財団法人日本体育協会岡崎助一専務理事よりいただきました。祝辞の後、乾杯の音頭をアテネオリンピック男子団体金メダル、平行棒で銀メダル、北京 オリンピックでは男子団体で銀メダルを獲得した冨田洋之氏にお願いし、開始されました。

 また、現役トップアスリートとして、JISSに練習拠点を置く新体操フェア リージャパンPOLA(遠藤由華さん・田中琴乃さん・サイード横田仁奈さん・畠山愛理さん・松原梨恵さん・三浦莉奈さん・深瀬菜月さん)と、競泳の各選手 (平井伯昌コーチ・入江陵介さん・寺川綾さん・上田春佳さん・加藤ゆかさん・中村礼子さん)に登壇いただきました。フェアリージャパンPOLA、競泳の各 選手のみなさんは、この懇親の夕べの直前まで練習をされていましたが、多忙な合間を縫って会に駆けつけてくださいました。フェアリージャパンPOLAのみ なさんはロンドンオリンピックへ向けての抱負を、競泳の各選手はロンドンオリンピック出場への意気込みを語っていただきました。トップアスリートの登場 で、大いに華を添えていただきました。
 

懇親の夕べの様子



 懇親の夕べの様子

 


 

競泳各選手と司会の宮下純一氏

 


 競泳各選手と司会の宮下純一氏





 また、当日出席いただけなかった選手(競泳松田丈志さん・久世由美子コーチ・アルペンスキー皆川健太郎さん・陸上朝原宣治さん ・バドミントン潮田玲子さん)からいただいたお祝いの言葉をビデオレターとして放映しました。
最後に、懇親の夕べの閉会に際し、公益財団法人日本オリンピック委員会JOC強化本部長であり、全日本柔道連盟会長の上村春樹氏からごあいさつをいただき ました。1時間余りの短い懇親の会ではありましたが、文部科学副大臣をはじめ日本体育協会・JOC重要来賓からのご挨拶あいさつを賜り、JISSスタッフ の一員として身の引き締まる思いでした。


 設立までの経緯や開所後の10年間、私たちJISSは、さまざまな問題・課題を乗り越え、時代の変化や急速な国際競技力の進歩・変化に対応してまいりまし た。これからの10年間、アジアをはじめ世界各国のスポーツにおける国際競技力の勢力図がどのように変化するか未知数ではありますが、その時々のニーズを 的確に把握し、チームジャパンが世界の強豪国と比肩できるチカラを保持できるよう尽力することをあらためて誓う、特別な節目の年となりました。

 この10周年記念式典・懇親の夕べを実施するにあたり、文部科学省をはじめ多くの関係者・団体の皆様にご協力いただきましたことに感謝申し上げますとともに、ここにご報告いたします。

(『国立競技場』 2012年1月号より)


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