ホーム > 知る・学ぶ > コラム > 過去コラム一覧 > 岩上前センター長のひとことコラム

11 02

投稿者: センター長 コラム
2012/11/02 13:11

  老若男女に親しまれているスポーツ、その楽しみ方、関わり方も多様化し、我々の身近な生活文化として広く根付いてきております。今回は、文化の日に因んだ話題を取り上げてみました。三船久蔵氏、織田幹雄氏と言われても・・?
長嶋茂雄氏はご存知ですね。皆さん、文化の向上に顕著な功績を残されたことによりスポーツ界から選ばれました「文化功労者」の方々です。
  この制度は、1951年(昭和26年)に創設され、初の受賞者を見ますと、湯川秀樹、志賀直哉、横山大観、土井晩翠と科学、文学、芸術等の分野から錚々たる方々が受賞されております。
スポーツ分野から初めてノミネートされたのは、1955年(昭和30年)とのこと。ロス(1932年)、ベルリン(1936年)両五輪の選手団長、陸 上、体操の両会長を努められた平沼亮三氏(同時に文化勲章)。その後の昭和史を見ますと1961年(昭和36年)に神技「空気投げ」を編み出し柔道の神様と称された三船久蔵氏、その後年月を経て1988年(昭和63年)に、現在の国立競技場の第4コーナーに織田ポールとして氏の偉業が継承されておりますが、アムステルダム五輪(1928年・三段跳び)で日本初の金メダルを獲得しました織田幹雄氏の3名のみであります。
  平成に入り、1990年(平成2年)に「前畑ガンバレ!前畑ガンバレ!」と当時のNHK河西アナが絶叫したベルリン五輪(1936年、200m平泳ぎ) で日本女性初の金メダルを獲得された兵藤秀子さん、1992年(平成4年)には赤バットを駆使しプロ野球史上初の2000本安打を達成した川上哲治氏、翌93年(平成5年)「フジヤマのトビウオ」と称された古橋廣之進氏(2008年に文化勲章)、2005年(平成17年)には「ミスタープロ野球」と誰から も親しまれた長嶋茂雄氏、2009年(平成21年)「巨人、大鵬、卵焼き」と人気を博し昭和の大相撲の黄金期を築かれた大鵬幸喜氏が、2010年は868 本の世界記録となる本塁打を放った王貞治氏、そして2012年の今回、サッカーはもとより広く日本のスポーツ界の 発展に尽力されている岡野俊一郎氏と7名の方々がその栄に浴されております。
  戦前、戦後とそれぞれの時代背景は異なりますが、一つの道を究めていく先人達の姿が、日本社会に活力を生み出し、勇気をもたらし、スポーツが日常生活に溶け込み、誰にも親しまれる身近な文化として根付いていく原動力に繋がっております。
  昨年6月に制定されました「スポーツ基本法」においても、全ての人々が幸福で豊かな生活を営むことができる日本社会を創出していく上で、スポーツの果たす役割に大きな期待が寄せられております。
  先人達が築き上げてきたスポーツ文化、この文化を継承し更に発展させていく上で、より高い目標に向けて極限の可能性を追求していくハイパフォーマンス分野の成果は、今後とも重要な鍵を握っているかもしれません。


ページの一番上へ▲

Tags:

ページトップへ