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投稿者: センター長 コラム
2012/06/18 16:14

  第30回ロンドンオリンピック開幕まで30日余りとなり、出場権獲得を巡り一喜一憂した予選会もほぼ終息に近づいております。前回の北京は、28競技中26競技172種目に選手339名(男子170名、女子169名)、役員237名、チーム・ジャパンとしては過去最大となる576名のデレゲーションが派遣され、25個(金9個、銀6個、銅10個)のメダルを獲得し、8位までの入賞種目総数も77種目と2004年アテネに次ぐ成果を収めました。
  近々にも派遣母体となる日本オリンピック委員会(JOC)から、選手、役員を含めた正式発表がなされる予定ですが、選手一人一人の明確な目標の下にチーム・ジャパンとしての結束を高めることにより、必ずや決戦の舞台で日本旋風が巻き起こり、新たなヒーロー、ヒロインが誕生するものと確信しております。
「謀事在人、成事在天」と言われますが、この諺には、成功不成功は人の力では計りがたく、どんな努力でも機が熟さなければ報われない事を諭しております。一つのことを成し遂げるには、他人が1回で出来ることを百回試みる、十回で出来ることを千回試みるほどの地道な努力が求められてまいります。
  しかしながら、努力をすれば必ず成し遂げられるかと言えば、努力をしても報われないこともありますし、それほど努力しなくてもトントン拍子に事が運ぶ場合もあります。ただ言えることは、努力する者の方が成功する確率は遥かに高まってまいります。勝敗は時の運とも申しますが、自ら努力することが、その運を引き寄せる近道と言えるわけです。
  先日、練馬の自衛隊体育学校で行われました自衛官アスリート達の激励会に参加する機会がありました。体育学校は、1964年の東京オリンピックを控えた1961年に開校され今年で50年の歴史を刻んできておりますが、東京大会でのウエイトリフティング金メダルの三宅義信氏、マラソン銅メダルの円谷幸吉氏をはじめレスリング、ボクシング、射撃などで日本のメダル獲得に貢献してきており、今回のロンドンにおいても10数名が日本代表に内定し、その活躍が大いに期待されております。
  この席上で元学校長も務められました三宅義信氏は、オリンピックまでの限られた期間の過ごし方や心構えを分かりやすくお話しておりました。   
  まずは、怪我をしないことを口酸っぱく言っておられました。そのこととも関係しますが、練習・トレーニング内容や日常生活面も含めて今までと変わったことをしないこと、対戦相手についてはビデオ等で何度も何度も繰り返して頭の中に叩き込むこと、特にウエイトコントロールが求められる競技は開催地の気象条件や生活環境を事前に十分把握しておくこと、試合前日は中々寝付かれなかったが、寝られなくて当たり前と思いなさい、このようなご自身の経験を通じたお話を若い選手たちにアドバイスし、エールを送っておりました。
  日本代表選手・コーチの皆さん、人事を尽くして天命を待つ、敵を知り己を知れば百戦危うからず、勝って驕らず負けて卑屈にならず。
  残された期間、本番を見据えて最善を尽くしてください。JISSも万全のサポートを約束いたします。

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