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女性競技種目戦略的強化プログラムとは?(ハンドボール)

Q.1 日本女子ハンドボールの現状と課題について教えてください。
日本の女子ハンドボールは1976年のモントリオールオリンピック以降、40年弱オリンピックに出場できていません。現在の課題としては、国内でのハイレベルな競争相手の少なさ、アンダーからトップへ繋がる一貫した育成強化システムの更なる整備の必要性などがあげられます。


Q.2 課題に対しどのような取組みを実施しましたか?

昨年度は、海外での「個の強化」と国内での「チームの強化」の2本のプログラムを柱にモデルプログラムを企画、実施しました。
まず、海外での「個の強化」では、すでに日本のトップレベルであるアスリートの長期派遣と、今後活躍が見込まれる育成アスリートの短期派遣の2つのプログラムを実施しました。派遣先としては、国際競技力や環境、教育プログラムの有無等、いくつかの選考基準を設定し、戦略的に分析を行った上でデンマークを選定しました。長期派遣の対象には1名をモデルアスリートとして選考し、8月〜翌年6月の1シーズン、デンマークトップリーグに参戦するクラブ「SKオーフス」に派遣しました。
デンマークにおいてハンドボールは国技とされ、女子のリーグでは世界最高峰といわれています。
モデルアスリートは、デンマーク独自の教育機関「フォルケホイスコーレ(国民学校)」で寄宿し、教育プログラムとして語学やトレーニングなどに関する講義を受講しながら競技活動を行いました。
育成アスリートの短期派遣では、2020年での活躍が期待されるアスリート及び若手育成指導者を対象に、国内での教育プログラムと2週間の海外プログラム(海外派遣)を組み合わせて企画しました。国内において栄養講習や食事指導、フィットネステストなどを実施し、その後デンマークへの派遣を予定していましたが、渡航直前に派遣国の安全管理上の問題が発生したため、昨年度の短期海外派遣は延期となりました。

モデルアスリート

次に、国内での「チームの強化」では、競技団体の情報科学部門との連携で、分析と実践が可能な「スペシャルチーム(男子大学院生/大学生)」、及び、実践が可能な「ストレングスンチーム(関東の強豪高校)」の2つに対し、日本代表のNTCにおける国内合宿時のトレーニングパートナーとして協力を依頼し、今年度も実施しています。

選手からは、「国内で世界を見据えた本格的なトレーニングが出来るようになった。」「体の大きい相手に対して戦い方の準備、工夫が日常で出来るようになった。」などの意見が聞かれています。 

男子選手との練習

Q.3 今年度の実施

昨年度から実施している海外での「個の強化」、国内での「チームの強化」を継続して行いながら、今年度には、国内でより多くの関係者を対象に国際レベルの経験を提供することを目的に「国内インターナショナルプログラム」を企画、実施しています。女子日本代表の国際競技力向上にむけた強化活動を基盤に、指導者、ジュニアアスリート、地域などへの多角的なプログラムを展開していきます。

 

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