ハンドボール

2016年01月15日

海外での「個の強化」プログラム@デンマーク 活動報告(ハンドボール) ~育成アスリート短期海外派遣 兼 女性アスリートに関わるスポーツ指導者等の育成~

今回は先日デンマークにおいて実施した「個の強化」プログラムについてご紹介します。

 

本事業では、日本ハンドボール協会の協力で、将来的にハイレベルでの活躍が期待される「育成アスリート」及び女性アスリートに関わる「育成指導者」を対象に、早期に国際レベルでの経験が出来るプログラムを実施しました。

このプログラムの実施にあたっては【Learn(学ぶ)・Feel(感じる)Choose(選ぶ)】の3つを活動コンセプトとしています。

 

このプログラムを構成する4つの活動について紹介します。

 

①教育プログラム(滞在先の国民体育学校にて)

期間中は育成アスリート、育成指導者を対象とした教育プログラムを実施しました。講師には男子クラブのスーパーバイザー、スポーツ心理学者、スポーツエージェントなど、スポーツ現場に携る様々な専門家を招き、「デンマークのコーチング哲学」「リーダーシップ」「ライフスキル」「アイデンティティ・パーソナリティ」「ゴールセッティング」などをテーマに、デンマークにおいて重要とされている、『対話』形式でのセミナーが行われました。

教育プログラムの様子
〔教育プログラムの様子〕

◆まずは「自分を知ること」から始まるデンマークの考え方に沿って、自分の強みや弱み、チームの中の自分、などをテーマに話し合いました。お互いの意見に耳を傾けることは、普段やっているようで実はあまり出来ていないことです。始めは中々話を進められなかった選手も、最後には自分に向き合い今後の目標を発表できるようになりました。

 

②トップレベルのクラブとの合同トレーニング/トレーニングマッチ

6月に実施した「国内インターナショナルプログラム」において招聘したSKオーフスとの合同トレーニング及びトレーニングマッチを実施しました。トレーニングにおいては、SKオーフス監督のイェスパー氏(現スイス女子代表も兼務)やゴールキーパーコーチのキャスパー氏、元男子代表選手のヤン氏などを講師に招き、プレーポジションに特化したトレーニング講習や、15分×4本などのミニトレーニングマッチを実施しました。

キャスパー氏によるゴールキーパー指導の様子
〔キャスパー氏によるゴールキーパー指導の様子〕

◆現役のアスリートとして、男子のトップリーグでも活躍するキャスパー氏より直接指導を受けることが出来ました。

 

③世界選手権視察

デンマークで開催されていた女子世界選手権を視察しました。日本代表は開催地デンマークと同グループで対戦し、両国の対戦はオープニングマッチとして行われました。このグループには他にも世界ランキング上位国が多く入っており、2日間ではありましたが世界トップレベルの戦いを多く観ることができ、個々が目指す大会や目標を改めて実感できる経験となりました。

世界選手権オープニングゲーム 日本 対 デンマーク
〔世界選手権オープニングゲーム 日本 対 デンマーク〕

◆12000
人の観衆の中で行われた日本対デンマークの大会オープニングマッチや同グループ強豪国の試合を観戦しました。世界トップレベルの技術や会場運営、国をあげて盛り上げる本場の雰囲気に驚く参加者の感想が多く聞かれました。

 

④国際交流

日常生活やトレーニングの中で、期間中のあらゆる場面において積極的に海外の選手や学生とコミュニケーションをはかりました。

日本選手とSKオーフス選手
〔日本選手とSKオーフス選手〕

◆プログラムに参加したアスリートと同年代が多いSKオーフスには、スポーツ以外の学業と両立しながらプレーしているアスリートも多く在籍しています。デンマークでは、スポーツは人生の一部であり、仕事やプライベートも含め総合的に人生を豊かにするための教育が重要とされています。

 

今回実施したプログラムにおいては、参加者(アスリート・指導者)各々が「個の強化」として様々なことに取り組みました。短期間ではありましたが、参加者の意識や行動、競技現場での変化が大きく見られた有意義なプログラムとなりました。今後はプログラムの継続的な活用にむけて、競技団体との連携に努めていきます。

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