名古屋☆通信 第95号(2013.9)

          伝えようみんなの笑顔


                     ~岐阜市立青山中学校~

 今回は岐阜県の岐阜市立青山中学校の熱中症予防に関する特色のある取組状況を紹介します。
教頭の松巾先生と養護教諭の杉山先生にお話を伺いました。
 

 【学校の概要】
岐阜市の北部に位置する岐阜市立青山(せいざん)中学校は、すぐ近くを岐阜市環状線が走る住宅街にあります。  
学校の教育目標「生活を見つめ自ら創り出す生徒」のもと、自分自身で考え行動できる生徒を育てています。    
岐阜市立青山中学校
 【取組みの内容】
岐阜市立青山中学校では、毎月1回「健康教育の時間」が年間を通じて計画されており、全校生徒を対象に保健指導を行っています。
7月6日に行われた「健康教育の時間」は、「清涼飲料水について考え、熱中症を防ごう」というテーマでした。「熱中症」というと「スポーツドリンクを飲めばいい。飲まないといけない。」と考えている生徒が多いので、ただ飲めば良いのではなく、適した飲み方などがあることを指導しました。
授業前半は、養護教諭が、校内テレビ放送でパワーポイントを使いながら、生徒全員へ指導します。授業後半は、各学級ごとに学級担任が指導します。
 熱中症予防の指導風景  事前に 養護教諭から全職員に対し、当日の配布資料「けんこう」、全体指導用パワーポイント及び「学習活動指導略案」を提示し、質問などを受け指導内容などに修正を加え、授業に臨みます。
授業後には生徒に感想を提出させ、養護教諭からのコメントを添えて次回の「健康教育の時間」に返却しています。
 資料「けんこう」  パワーポイント資料
            (当日の資料)    (パワーポイント資料)
 8月29日の「健康教育の時間」では、「危険を予測して、命を守る!」をテーマで、7月に行った「熱中症」の予防について、夏休み中の生活を振り返りながら実践できたかの確認を行いま した。
「熱中症」予防の指導は、昨年度も同様に実施しており、継続的に指導を行うことで各学年の発達段階に応じて理解し行動できる生徒になってきていると考えています。


 【取材を終えて】
岐阜市立青山中学校では、「自分たちで考え、できる生徒」ということを一番のコンセプトにしており、熱中症予防対策だけに限らず、自分たちで考えてできる生徒になってもらうための指導を心がけておられます。
養護教諭が「健康教育の時間」の生徒全員(486人)の感想に目を通すだけでなく、ひと月の間にすべての感想にコメントを添え返却されていると伺いました。
大変な作業だと思いますが、生徒にもう一度テーマについて考えるきっかけを作っているんだなと感じました。
 

職員室前の熱中症注意の貼紙

★全国の過去5年間の熱中症に対する医療費給付件数(平成20年度~平成24年度)

   平成20年度  平成21年度  平成22年度  平成23年度  平成24年度
  幼稚園
保育園  
16(0) 6(0) 26(0) 18(0) 24(0)
  小学校 202(0)  115(0) 411(0) 458(0) 436(0) 
  中学校 1,449(0) 861(0)  2,033(0)
2,172(0)  2,291(0)
 高等学校
高等専門学校
1,669(2) 951(3) 2,136(1)  2,046(5)  2,220(3)
   合計 3,336(2) 1,933(3)  4,606(1) 4,694(5) 4,971(3)
 (備考) ※学校の管理下において給付した熱中症の件数です。
      ※( )内の数字は熱中症による死亡見舞金給付件数です。

 

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