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第36回 生徒による統計情報システムの活用-熊本県立熊本工業高等学校-

 独立行政法人日本スポーツ振興センター(JSC)では、学校の管理下で起こった児童生徒の災害に対して災害共済給付を行っています。この災害共済給付を通じて得られた事故情報を集計し、オンライン請求システム内にある統計情報システム(以下、「システム」という。)から出力できる82種類の帳票として提供しています。

 今回は、JSCの統計情報を生徒自身が活用した事例とスポーツ庁委託事業の成果物の活用事例を紹介します。
 

■学校紹介

 熊本県立熊本工業高等学校は、明治31年4月に熊本県工業学校として創立した歴史ある学校です。昭和26年4月に現在の熊本県立熊本工業高等学校と改称し、平成30年には創立120周年を迎えます。
 設置学科は全国でも最大規模の機械・電気・電子・工業化学・繊維工業・土木・建築・材料技術・インテリア・情報システムの10学科を擁しています。
 また、熊工の愛称で親しまれ、特に野球部は甲子園の常連校です。ユニホームに刻まれている「熊工」の二文字は校訓と併せて「質実剛健」を表しています。

■統計情報活用事例『保健だより「ヘルテック」』

ヘルテック11月号
※画像をクリックすると、学校のHPへとびます。
ヘルテックの意味 ヘルスとテクニックを組み合わせて作られた言葉で、健康な生活を送るための技術を身につけてほしいという思いからつけました。
   
 保健委員会発行の保健だより『ヘルテック11月号』にて、JSCの統計情報が活用されています。場合別や学年別の情報が分かりやすく紹介されています。
 また文化祭で、スポーツ庁委託事業スポーツ事故防止対策推進事業の成果物であるDVD(「その時あなたは」・「水泳・歯と口の事故防止」)の上映が行われることも紹介されています。
 ヘルテックは、学校のホームページからご覧いただけます。
 

■成果物の活用:文化祭でのDVDの上映

①DVDを上映しようと思った理由
【文化祭実行委員会】
 平成28年10月21日に熊本県高等学校保健会主催の生徒保健委員連絡協議会において、心肺蘇生法と三角巾を使用した応急手当の演習を受けました。そこで学んだことを学校に持ち帰り、みんなに伝えるためにはどうしたらよいかと考えました。
 本校は運動部活動生徒が全体の約70%を占めており、熱心に練習に取り組む生徒が多いため、ケガをする人も増えていることから、更にJSCのデータを参考に応急手当などについて調べ、生徒保健委員会として文化祭で発表しようと思いました。
 上映会の様子
上映会の様子
②DVDの感想
【ソフトテニス部マネージャー】
 日頃から鍛えていて体力がある私たちでも、ある日突然心停止で倒れるような事態が起こり得ることが分かりました。5分間でいかに救命措置を行うかが、自分や友達の命を救える確率を高くすることを学びました。
  ◎的確な状況判断
  ◎次に、迷ったときは心肺蘇生とAEDの使用
  ◎誰が何をすべきか的確な指示
  ◎その間も休みなく心肺蘇生を続けること
が大切です。それには日頃からAEDの場所を確認しておくこと、また、AED使用法の訓練がある時は積極的に参加したいです。
 

☆スポーツ庁委託事業の成果物について

 DVDについては、学校安全Webから見ることができます。ぜひご覧ください。
DVD3種類
※画像をクリックすると、DVD収録コンテンツへとびます。
 

☆統計情報等の活用事例を募集しています!            

 JSCでは、設置者、学校においてシステムから出力される「82種類の帳票」等のデータ、スポーツ庁委託事業スポーツ事故防止対策推進事業の成果物である「DVD」・「スポーツ事故防止ハンドブック」、「教材カード」等の活用事例を収集しています。
 ぜひ、地域事務所までご一報ください。
統計情報システム
スポーツ事故防止ハンドブック
 
教材カード
教材カードH29.6
 

☆終わりに

 インターネットで「ヘルテック」と検索すると、最初のページに熊本工業高等学校生徒が作成した保健だよりが目に飛び込んできたことに驚きました。生徒が統計情報を活用していることやインフルエンザの予防等の健康や安全に関する情報が盛り込まれていることなど、学校生活を送る上での生徒達の安全意識の高さがうかがえました。
 JSCでは、今後もこのような事故防止の取組を支援してまいります。

 

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