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社会研修プログラム実施報告

これまでに行われた日本のアスリートの育成環境調査において、若年層から大学生までのアスリートは生活の大半を競技力向上に費やさなければいけない環境であることから、他業界や社会との接点が少ないということが課題として指摘されてきました。このことが、アスリートのキャリア形成にも影響を及ぼしているという現状が徐々に明るみになってきました。

平成28年度においては、これまでの調査研究や昨年度実施したプログラムの成果や課題を踏まえ、若年層アスリートを対象に、将来のキャリア選択に必要な能力・資質に気づく ”意識啓発” をねらいとした「社会研修プログラム」を実施しました。

このプログラムは、高校生及び大学生の学生アスリートを対象に、引退後に必要な資質・能力(要素)に関する「気づき」が与えられるよう、元アスリートのビジネスパーソンやスポーツを支える関係者との対話やインターンによる就業体験を設けました。これらの経験を通して、アスリート自身が競技で培った様々な能力を、競技力の向上だけでなく社会でも活躍するための資質・能力として改めて認識すると共に、社会とのつながりを意識することにつながりました。

【プログラム内容】
  • ●事前研修
  • プログラムの概要説明、目標設定による現状確認等。

  • ●意識啓発研修
  • ①元トップアスリートで現在ビジネス界においても活躍している方やアスリートを支える関係者等による対談や参加者とのディスカッション。
    ②パブリックスピーキング研修を実施。その後、JSCが主催する「Athlete Career Talk Japan 2017」にて司会としてのインターン研修を実施。

  • ●事前研修
  • プログラムの振り返りと事前研修同様の目標設定の再実施。


講師による意識啓発研修の様子

司会者による「パブリックスピーキング研修」の様子

【参加したアスリートの声】

加藤 結有子さん(卓球・JOCエリートアカデミー)
「今までは目の前の競技のことしか考えていませんでしたが、このプログラムを通してその先のことを考えるきっかけになりました。また、今まで人前で話す機会が無かったですが、インターン研修では(司会という)良い経験をすることができました。周りからも褒められ自信がつきました。今では自分から人に話しかけ、コミュニケーションを自分からとるようにもなりました。」


インターン研修で司会を務める加藤さん

2017年3月16日(木)

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